海洋プラスチックはリサイクルしようとすると塩分や紫外線による劣化によって簡単ではない。また、種類の違うプラスチックを分別する手間もある。レゾナックホールディングス(東京都港区)は、この問題に取り組み、包装容器プラスチックを高温でガス化し、分子レベルまで分解するケミカルリサイクル技術で水素と二酸化炭素に転換させる。この技術により、種類を分別することなくリサイクルすることができるようになる。処理によって発生した水素は肥料や薬品の原材料となる。
今年度は川崎市と実証実験を4回行う予定にしている。
(写真出展:東京新聞サイト)